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感動の歳事記
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▼5月12日〜19日
「はせやんと居候たちの手づくり市」での素敵な出会い

cross立ち上げから1ヶ月半。初めてのギャラリー運営に少し戸惑いはあったものの、それなりの心づもりはしてきたので、予定通りの日々が経過した。
この僅かの間に、たくさんの人々との出会いがあった。その出会いの場を提供してくれた「はせやん」をはじめ、協力してくれたひとり一人に心から感謝したいと思う。私に何が返せるかが今の大きな課題になっている。

そんな折、この会期中に、とても感動的な話を聞いた。

その方は、「はせやん」の高校(日吉ケ丘)時代の友人、藤原真知子さん。京都でハンコ屋さんの事務をしているという。
彼女が見せてくれたのは、人の顔をしたハンコ。もともと絵心のある彼女は、特に友人や知人の顔を石に掘ってプレゼントしているとか。「知り合いに、うちのハンコを利用してもらうのってあんまり好きじゃないんですが、利用していただいた方に何かお礼をと、思いついたことをプレゼントしただけです。それがそもそものキッカケかな」という。しただけ……なんてとんでもない。ひとつ掘るのにだいたい3時間はかかるという。世界でたったひとつだけの、しかも感謝の気持ちを込めてつくった貴重な逸品。
最初に贈ったのは絵描きさんで、「似顔絵印なんて、笑われちゃうかな」と思ったらしいが、「とても喜んでくれて、その翌年の年賀状にその印を押して、送ってくれた」という。それから、彼女の印がとても評判になり、注文が殺到。「でも、人の顔を掘るって、そんなに簡単なことじゃないんです。私の場合、その人のもつキャラクターやその時の心模様を含めて描くものですから、全く知らない方の印は難しくて、ようつくりません」という。
確かに。見せてもらうと、それはみなさん表情豊かで、これぞまさしく十人十色といったカンジ。個性豊かで、見ていてとても愉しくなる、と同時に描き手の人徳も感じられる。
今度、祇園祭の前の7月に寺町で個展を開くという。
人のために何かをするということは、とても愉しいものなんだと彼女を見て改めて理解したような気がした。また考えていきたいと思う。

■似顔絵印の展覧会/7/9〜14 11:00〜18:00(最終17:00迄)
ギャリエヤマシタ・寺町三条上る西側


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